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ぬか床をつくるときの“ぬか”について、
・炒りぬか派
・生ぬか派
があります。
これはどちらが正しいのでしょうか?
結論をざっくり言ってしまうと、
どちらでもいい
ということになります。
これだけだと説明が足りないのでもう少し詳しく説明します。
炒りぬかと生ぬかの違い
生ぬかを炒りぬかにする理由
買ってきた生ぬかを炒りぬかにするのは保存期間を長くするため
“ぬか”を長持ちさせるためなんです。
“ぬか”は、酸化をしないよう密封して保存するのが基本なのですが、
それぞれの保存期間の目安は
・生ぬかは1週間以内
・炒りぬかを冷蔵庫で保存するなら1ヶ月くらい
・炒りぬかを冷凍庫で保存するなら2ヶ月くらい
となります。
買ってきた米ぬかですぐにぬか床を作るなら「生ぬか」と「炒りぬか」、どっちを使ってもいいです。※その理由は後述します。
ただし、その時に残った米ぬかは、足しぬか用として長持ちさせるため、炒って「炒りぬか」にしておきましょう。
ちなみに、巷で売られている「水を加えるだけでぬか床になります」という“ぬか”は保存性を高くするため、炒りぬかの状態で売られています。
炒りぬかと生ぬか、それぞれのぬか床でつくるぬか漬けの味は違うのか?
炒りぬかのぬか床、生ぬかのぬか床、どちらのぬか床で作ってもぬか漬けの味はほとんど変わりません。
ぬか漬けの味を左右するのは
・漬け時間
・ぬか床に加える旨味材料
・乳酸菌の発酵具合
です。
「炒りぬか」であるか「生ぬか」であるかは、ぬか漬けの味にほとんど影響しません。
まとめ
炒りぬかと生ぬかの違いは保存期間。
ぬか漬けの味はほぼ同じです。
なので、ぬか床を作るときは、炒りぬかと生ぬか、どちらを使ってもOK。
ただし、足しぬか用のぬかは炒りぬかにしておきましょう。
ちなみに、私は、ぬか床を作るときは炒るのが面倒なので生ぬかを使います。
そして、残りを炒りぬかにして保存しています。
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