ぬか漬けにすると美味しい野菜でおすすめと言えば、きゅうり、人参、なす、かぶ、大根など。
これらは漬物屋さんで手に入る定番のぬか漬けです。
しかし、自家製のぬか床があれば、これら以外の野菜をぬか漬けにできます。
そして、自家製ぬか床を持つメリットは、いろんな野菜をぬか漬けにできること。
ぬか床があれば、いろんなぬか漬けを好きなだけ食べまくれます!
ということで、今回は、ぬか漬けに合うおすすめの野菜をランキング形式で紹介します。
ぬか漬け野菜のおすすめランキング
ランキングは、完全に私個人の好み&おすすめ度合いが高い順で決めました(笑)
定番のぬか漬けも紹介しますが、「これもぬか漬けにできるんだ〜」と意外な野菜も紹介します。
きっと新鮮な発見があると思いますよ。
いきなり1位から紹介していきましょう。
1位:きゅうりのぬか漬け
さっそく、きゅうりを紹介します。
きゅうりは、ぬか漬けの超定番です。最もぬか漬けにされている食材かもしれません。
たぶん、私が一番ぬか漬けにしている野菜です。
きゅうりは短時間で浅漬風にしても、長時間漬けて古漬けにしても、どちらでも美味いです。
もうこれは完全に好みの問題で、私は浅漬風のきゅうりのぬか漬けの方が好きですね。
とにかく、浅漬風でも古漬けでもご飯との相性が良い!
きゅうりは、ぬか漬けの王道です。私の中で文句なしの1位の野菜です。
2位:かぶのぬか漬け
“かぶ”って自炊する人でも料理に使う人はあまりいませんよね。
外食でも、“かぶ”を食べる機会はほぼないでしょう。
ぬか漬けの本を見ると、代表的なぬか漬けの中に“かぶ”が紹介されていることが多いのですが、私にはその意味が分かりませんでした。
人生で“かぶ”を食べた記憶が無いくらい縁の無い野菜でした。
結論を言うと「始めて食べた“かぶ”のぬか漬けは超美味かった」です。
“かぶ”の一番美味しい食べ方はぬか漬けなんじゃないかと思ったほどです。
実は、“かぶ”のぬか漬けに興味が持てなくて、ずっと扱わなかったのですが、それを後悔しました。
かぶのぬか漬けの味は、典型的なぬか漬けが味で「昔どこかで食べたような」懐かしさを感じます。
ということで、かぶのぬか漬けは私のランキングの一気に2位に食い込んできました。
かぶのぬか漬けの注意点は、意外とスーパーで売っていないこと。
需要がないんだと思います。それがちょっと残念ですね。
3位:なすのぬか漬け
“なす”もぬか漬けの定番ですね。
なすの弱点はそのままでは美味しく食べられないこと。必ず何かしらの調理が必要です。
しかし、ぬか漬けにするなら、軽く下ごしらえをしてぬか床に入れるだけ。
美味しく食べるコツは漬け時間を長めにすること。
ギュッと縮んだ“なす”のぬか漬けは、しっかりと染み込んだ酸味と塩気がじゅわっと口の中に広がり、ご飯と一緒に食べたくなる美味しさです。
4位:大根のぬか漬け
大根もぬか漬けの定番です。
美味しく食べるには、なすと同じで漬け時間を長くすること。
しっかりと漬かった大根のぬか漬けは、まるで“たくあん”のような味と食感で、ご飯との相性がとても良いです。
大根は普段からよく使う食材なので、冷蔵庫の中に大根が中途半端に余ることがあります。
そんな時は、それをそのままぬか漬けにしてしまえばOK。
ポリポリという食感は、まさに私達が記憶している漬物そのもの。
辛いものから甘いものまで、1年を通したスーパーなどで手に入れることができます。
5位:人参のぬか漬け
人参もぬか漬けの定番ですね。
人参は、生の時に食べられたものではありませんが、ぬか漬けにするとご馳走に早変わり。
人参本来の甘みに、ぬか床の酸味と塩気がプラスされることで、絶妙な味が生まれるのです。
「人参が好き」という人はいないと思いますが、「人参のぬか漬が好き」という人は多いでしょう。
ちなみに、人参は「人参ジュース」が人気になるほど、栄養価が高い野菜です。
栄養面を気にする人は、積極的にぬか漬けにしたい食材です。
私は、普段、人参を食べることはありませんでしたが、ぬか漬けを始めてから好きになり、食べることが多くなりました。
人参が苦手な人もぬか漬けにすると美味しく食べられると思います。
6位:パプリカのぬか漬け
「パプリカのぬか漬け?」と意外に思うかもしれません。
実は、ぬか漬けにできる食材ってかなり多いです。その1つがパプリカ。
パプリカは、生でサラダとして食べられますが、ぬか漬けにしても美味しいです。
ピーマンに比べて苦味が少なく甘みがあり、それがぬか漬けの酸味とマッチしています。
しっかりぬか漬けにするというよりは、短い時間で浅漬け風にすると、サラダ感覚でいただくことができます。
7位:小松菜のぬか漬け
小松菜は、実はとても栄養価が高く積極的に食べたい野菜です。
小松菜を料理する人は、お浸しにしたり、炒めものにすることが多いですよね。
それも美味しいのですが、ぬか漬けにした小松菜は、まるで野沢菜を食べているような感覚になり、美味しくもあり、懐かしさも感じます。
私は、お浸しにしたり炒めるのが面倒なので、小松菜はぬか漬けで食べています。
8位:セロリのぬか漬け
セロリのあの味が苦手な人は多いでしょう。
でも、セロリをぬか漬けにすると、あの独特な味が少し柔らかくなり、それが乳酸菌の酸味と調和して甘く感じられます。
あの味だと、セロリが苦手な人もきっと美味しく食べられるでしょう。
9位:みょうがのぬか漬け
生のみょうがは、ほぼ薬味としてしか食べることはありませんが、ぬか漬けにすると“みょうが”だけで美味しいです。
生でそのまま食べると味が強いですが、軽くぬか漬けにしても、“みょうが”の味が強すぎます。
しかし、長めに漬けると、“みょうが”のピリリとした味と乳酸菌の酸味が良く合うのです。
ということで、私は漬け時間を長めにしています。
他の野菜をぬか漬けをする時に、ついでにぬか漬けにすることが多いです。
10位:アスパラガスのぬか漬け
アスパラガスはサッと軽く茹でると緑が鮮やかになり、それと同時に素材のうま味が濃くなって、そのままでも美味しく食べられますよね。
でも、さらにそれをぬか漬けにしても美味いのです。
ポイントは漬け時間を短くして浅漬け風にすること。
するとアスパラガスの本来の美味しさは残しつつ、酸味の効いた美味しさを味わうことができます。
ちなみに生のままぬか漬けにしても食べられますが、私はひと手間かけても茹でたアスパラガスをぬか漬けにする方が好きですね。
11位:オクラのぬか漬け
オクラといえば軽く茹でてから調理して食べることが多いですが、ぬか漬けの場合はそこまでしません。
そのままぬか床に入れてしまいます。そして、これが意外と美味い。
食感はポリポリとまさに漬物のようで、オクラにぬか床の酸味が染みていい感じ。
他のぬか漬けを作るついでに“おつまみ”感覚で漬けると良いでしょう。
それにオクラはスーパーで安く手に入るので、ぬか漬けにしやすい野菜です。
ぬか漬けに向いていない野菜
基本的にほとんどの野菜はぬか漬けにできるし、それがぬか漬けの魅力がなんですが、ごく一部だけぬか漬けに向いていない野菜があります。
それらを紹介しておきましょう。
トマト
トマトは、ぬか漬けに向いていません。
理由は
・中まで漬からないのでぬか漬けにする意味がない
・中までぬか漬けにしようとして、ぬか床に長く入れていると皮が破れてトマトの汁がぬか床に混ざってしまう
※トマトの皮が破けてグシャグシャになった様子を見たい方は下記の記事をチェック。
ただし、ミニトマトはぬか漬けに向いています。
ぬか漬けの酸味&塩味とトマトの酸味の相性がとても良いです。
玉ねぎ
玉ねぎも、ぬか漬けに向いていません。
なぜなら、玉ねぎの臭いがぬか床に染み付いてしまうから。
玉ねぎの味って刺激が強すぎて生でかじることができませんよね。
あの成分がぬか床に移るとぬか床の臭いは変になるし、ぬか漬けの味も変わってしまいます。
もし、玉ねぎのぬか漬けを作るなら別の容器(ジップロックなど)を用意して、そちらで漬けるようにしましょう。
ゴーヤ(にがうり)
ゴーヤは人によって好き嫌いが分かれます。
ゴーヤの特徴はあの苦味。
ぬか漬けにしてもあの苦味はほとんど変わりません。
ゴーヤがもともと苦手な人はぬか漬けにしても、苦手が好きに変わることはないでしょう。
ゴーヤはぬか漬けに向いているいないというより、好き嫌いがはっきり分かれるんだと思います。
まとめ
ということで、ぬか漬けのおすすめランキングとぬか漬けに向いていない野菜を紹介しました。
この記事の下に、それぞれの野菜のぬか漬け作りを紹介しているので参考にしてみてください。