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ぬか漬けの漬け時間。目安に正解なしの理由とは?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

ぬか漬けの漬け時間について①

ぬか漬けを始めたばかりの頃や、始めて扱う野菜は、ぬか床に漬けておく時間がよく分かりせんよね。

しかも、いろんなサイトや本をチェックすると、そこに書かれている目安時間が違います。

「なんで違うの?」と言いたくなりますが、これは仕方ありません。

なぜなら、いろんな条件によってぬか漬けの漬け時間が変わるので、人によって書いている数字が違うのです。

しかし、最初はこの目安時間に頼るしかありませんよね。

 

ということで、今回は

・代表的な野菜の漬け時間

・目安時間を分かっておくことのメリット

・ぬか漬けの漬け時間が決まる3つの条件

・私の漬け時間の決め方

をお話ししていきます。

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ぬか漬けの漬け時間の目安

まず、野菜ごとの漬け時間の目安を紹介します。

きゅうり  ・・・6〜24時間

にんじん ・・・24〜48時間

なす   ・・・12〜24時間

だいこん ・・・24〜48時間

かぶ   ・・・12〜24時間

みょうが ・・・24〜48時間

パプリカ ・・・12〜24時間

セロリ  ・・・12〜24時間

オクラ  ・・・24〜36時間

かぼちゃ ・・・24〜48時間

ごぼう  ・・・24〜48時間

キャベツ ・・・12〜24時間

白菜   ・・・24〜48時間

みょうが ・・・24〜48時間

小松菜  ・・・24〜36時間

れんこん ・・・12〜36時間

セロリ  ・・・12〜24時間

 

初心者の方は、まずはこれを参考にしてください。

次に、この目安時間を分かっておくメリットを説明しましょう。

 

漬け時間の目安が分かるメリット

ぬか漬けの漬け時間の目安を知っておくと、こんなことができます。

・浅漬けっぽくしたいから漬け時間を短くする

・塩辛い感じが好きなので漬け時間を長くする

・塩分を控えるために漬け時間を短くする

・食事予定の時間から逆算して、野菜をぬか床に入れる時間を決められる

 

漬かり具合をコントロールしたり、野菜をぬか床に入れるタイミングが分かるようになります。

だから、
「今日の夜ご飯は〜時だから、〜時にぬか床に入れればいい感じになるな」
みたいなことができるのです。

ただ、この漬け時間はいくつかの条件で変わります。

次にその条件を紹介していきます。

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ぬか漬けの漬け時間に影響する条件

ぬか漬けの漬け時間は主に以下の3つの条件が変わります。

・気温(温度)

・野菜の厚み・大きさ

・表面の硬さ・皮の有無

詳しく説明していきます。

気温(温度)

ぬか漬けの漬け時間に一番関係しているのが気温です。

気温(温度)が高いと漬け時間は短くなります。

温度が高いと乳酸菌の働きが活発になり発酵が進むからです。

冬は、この逆で長くなります。

 

目安時間で
「○○時間〜○○時間」
とあるのは、夏と冬で時間が違うという意味です。

 

野菜の厚み・大きさ

野菜が大きいより小さい方が、厚みがあるより薄い方が漬け時間は短くなります。

大きかったり、厚みがあると中まで漬かるのに時間がかかるからです。

例えば、人参のぬか漬けだと

丸ごとぬか床に入れるのではなくて、

こんな感じで縦に四等分に切ります・

縦に四等分に切ったニンジン①

 

またはこんな感じ

縦に四等分に切ったニンジン②

 

この方が漬け時間は短くなります。

そして、野菜を切ることでぬか床に触れる表面積が増えるので、そのことでも漬け時間が短くなります。

 

こうやると良いタイプの野菜は

・にんじん
・なす
・だいこん
・かぶ
・かぼちゃ
・れんこん

など

これらの野菜は、そのままの形で漬けるより、適当な大きさに切った方が良いですね。

漬け時間を短くしたい時、気温はコントロールできないので、野菜の大きさや厚みを変えて、漬け時間を調整します。

 

表面の硬さ・皮の有無

にんじん、だいこん、かぶ、ゴボウのような表面が硬かったり、皮があるような野菜は漬かるまでの時間は長くなります。

逆に、キュウリ、キャベツ、白菜、ミョウガ、小松菜などは、漬け時間は短くて大丈夫。

皮がある野菜は、皮を剥けは時間を少し短くできます。

ちなみに、皮が硬い野菜は、表面の皮に栄養がたくさんあるらしいので、私は出来るだけ皮は残します。

 

私の漬け時間の決め方

いろいろ書いてきましたが、漬け時間に関して、私はどちらかというと適当なタイプです(笑)

 

私はこんな感じでやってます。

・夜ご飯の時、ぬか床からぬか漬けを出して、それと同時に、翌日の夜に食べる野菜をぬか床に入れる。

・朝ご飯の時、ぬか床からぬか漬けを出して、それと同時に、翌日の朝に食べる野菜をぬか床に入れる。

・朝、夜に食べる野菜をぬか床に入れる。

・夜、翌朝に食べる野菜をぬか床に入れる。

 

24時間以上かかる場合は、2日前の夜とか朝に野菜をぬか床に入れる。

朝に漬けてその日の夜に漬けるつもりが、何かの理由で食べれなくても、私は気にしません。

それを翌朝とか夜に食べます。

多少漬かり過ぎてもどうってことないです。

 

まとめ

ぬか漬けの漬け時間は、いろんな条件が重なって決まります。

ただ、これをきちんと覚えなくてもいいです。

季節(温度)によって違うことだけ理解しておいて、あとは「条件によって変わるんだな」とざっくり分かっておけばOK。

同じ野菜を何度かぬか漬けにすれば、覚えようとしなくても、勝手に分かるようになります。

慣れですね。

 

上記でお話ししたように、私は漬け時間を細かく気にしていません(笑)

それでも、漬け時間を大きくミスることはありませんし、きちんとぬか漬けになってくれます。

そして、美味しくいただいています。

漬け時間に関しては、それほど神経質にならなくていいと思いますよ。

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