玄米に興味があるけど白米を食べている人の理由は
・玄米の食感が苦手(硬い、ごわごわしている)
・白米に比べて美味しくない
だと思います。
確かに白米の方が食べやすくて、しかも美味しいですよね。
でも、玄米を精米して白米にすると、その栄養の95%が失われてしまいます。
栄養を重視するなら玄米を食べるほうが良いのです。
玄米には「玄米ならではの炊き方」があります。
そのやり方で炊くと柔らかく炊き上がり食べやすくなるのです。
ということで、今回は玄米の炊き方を紹介したいと思います。
ちなみに、今回は、どの家庭にもある炊飯器での炊き方を説明します。
炊飯器を使った玄米の炊き方
玄米を炊く流れは白米とほぼ同じです。
白米との違いは
・水に浸す時間→玄米のほうが長くなる
・炊くときの水の量→玄米のほうが多くなる
です。
具体的な流れを説明していきます。
玄米を量る
米用の1合カップ(180ml)
または
調理用カップ(200ml)
で米を量る。
玄米を洗い表面のゴミを取る
玄米をボールなどに入れて、水を入れ、軽くさっとかき混ぜて表面のゴミを取る。
白米のようにしっかりと研ぐ必要はなし。
これを2回ほど繰り返す。
水に浸して玄米に水を浸透させる
洗った玄米を水に浸し3時間から一晩ほどおいておく。
水に浸す時間が長いほうが柔らかくてふっくらと炊き上がり食べやすくなります。
なので、できるだけ長く浸けておくことをオススメします。
気温が高い季節は雑菌が増えないように冷蔵庫で保存しましょう。
炊飯器のタイマーを利用するなら、水に浸す時間をちゃんと計算に入れてタイマー時間を設定すること。
ちなみに「水に浸していない玄米」と「充分、水に浸した玄米」の見た目を比べてみると…
左が水に浸していない玄米
右が24時間水に浸した玄米
水に浸している方が、水を含んでふっくらしています。
水加減を調整する
白米を炊くときに比べて1.3~1.5倍の水で炊くようにする。
玄米1カップを炊くなら、1カップの1.3~1.5倍の水で炊く。
ただし、炊飯器に玄米の水量の目安があるならその通りにする。
ちなみに、玄米を柔らかく炊くには、炊く時の水の量を増やすのではなくて、水に浸す時間を長くすること。
玄米を炊く
炊飯器に玄米モードがあるはずなので、このモードで玄米を炊きます。
白米よりも時間はかかります。
圧力鍋を使った玄米の炊き方
圧縮鍋を使えば、玄米を水に浸ける時間を「無し」にすることができます。
・時間をかけたくない
・急に玄米が食べたくなった
なんて時にピッタリです。
具体的な流れは…
玄米を洗う
↓
玄米を鍋に入れる
↓
水を加える
↓
中火で鍋を加熱する
↓
鍋のフタから蒸気が出て加圧が始まったら超弱火にして15分待つ
↓
火を止めてピストンが落ちたら、そこから15分間蒸らして完成
圧力鍋を使えば、水が玄米の中に浸透するので漬け時間は必要ないのです。