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ぬか床容器の正しい選び方。クリアすべき4つの条件がある

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

ぬか床容器の選び方について①

ぬか漬けを始めるとき、最初にすることは、ぬか床の容器を選ぶことかもしれません。

でも、どんな材質、大きさ、形の容器を選べば良いか、最初はよく分かりませんよね。

巷にはぬか床の容器として使えるものがたくさんありますが、適当に選べば良いわけではありません。

ぬか床の容器として使い勝手の良い、「材質」「大きさ」「形」があります。

今回は、私が思う、ぬか床容器の選び方と、私が実際に使っているぬか床を紹介します。

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ぬか床容器の選び方

さっそく、具体的なぬか床容器の選び方を説明していきます。

ぬか床容器の材質はプラスチックがオススメ

ぬか床容器の候補は

瓶(かめ)

琺瑯(ホーロー)

プラスチック容器

この3つです。

結論を先に言うと、私はプラスチック容器をオススメします。

それぞれの材質の特徴を紹介しながら、その理由を説明しましょう。

 

瓶(かめ)

瓶とは陶器製の入れ物です。今でも、田舎の大きな一軒家とかなら普通にありそうですよね。

瓶は、耐久性と密閉性があり、何かを長期的に保存するにはぴったりです。冷蔵庫がないころは瓶が保存食の入れ物として使われていました。

しかし、ぬか床の容器には向いていません。

ぬか漬けを作り始めると、季節や気温によって、ぬか床をいろんな場所に移動させることになります。

そんな時、瓶は、重くて持ち運びが面倒です。さらに縦長の形なので普通の冷蔵庫には入りません。

瓶でぬか漬けを作ると、本格的な感じがしてカッコいいのですが、かなり不便です。

もし、瓶でやりたいなら、ぬか漬け生活に慣れてからでいいと思います。

 

琺瑯(ホーロー)

琺瑯は金属にガラス質の塗装を焼き付けたもの。

メリットは、耐久性があり、ぬか床の酸や塩分に強いこと。

長方形の形をした容器もあるので冷蔵庫に入れることができます。

ぬか床の容器に向いています。

しかし、それでもぬか漬け初心者にはオススメしません。

なぜなら、琺瑯の容器は安くいなので、大きさ・形選びに失敗するとお金の無駄になるから。

琺瑯でぬか漬けを作りたいなら、安いプラスチック容器で自分に合う大きさ、形を見つけてからにしましょう。

 

プラスチック容器

食品用のプラスチック容器のことです。

「タッパー」と呼ばれることもあります。

メリットは、安くて、軽くて、扱いやすいこと。

Amazonでいろんな種類が売っているし、100円均一でも手に入ります。

初心者の方は、どの大きさ、形が良いのか、実際に使ってみないと分からないですよね。

プラスチック容器なら、安いので、「違うな」と思えば、簡単に買い換えることができます。

なので、最初はプラスチック容器をオススメします。

では、ここからはプラスチック容器を選ぶことを前提として、その大きさ・形はどんなものが良いか説明していきます。

 

ぬか床容器の理想的な大きさと形

私は、ぬか漬け作りを始めてから、より便利さを求めた結果、2回、容器の種類を替えました。

そして、「容器を選ぶときは次の4つの条件を満たすべき」と思うようになったのです。

①かき混ぜやすい形をしていること

②収納しやすい形をしていること

③密閉性があること

④かき混ぜた時に“ぬか”が容器の外に落ちないこと

 

つまり、上記の①〜④を言い換えると

①容器の口が広い

②縦長でない

③蓋に固定具が付いている

④容器にある程度の深さがある

となり、今、私が使っている容器がこの条件を満たします。

これです。

今、使っているぬか床容器

 

では、①〜④を詳しく説明しましょう。

 

かき混ぜやすい形をしていること

ぬか床は、基本的に毎日かき混ぜるものなので、その作業がしやすい方が良いのです。

とういうことで、手を突っ込む容器の口が広い容器を選びます。

ほとんどの容器がこの条件を満たしているはずです。

 

収納しやすい形をしていること

たまに、ぬか床を冷蔵庫に入れることがあります。それを想定して、冷蔵庫に収まりやすい形の容器を選びます。

となると、縦長ではなくて横長の長方形が良いですよね。

縦長のものを選ぶと冷蔵庫に入りませんから。

 

密閉性があること

蓋が簡単に開いてしまうと、臭いが漏れたり、そこから虫が入ってしまうかもしれません。

私が心配なのは、部屋に置いている時に隙間からホコリが入ることです。どちらかというとこちらの方が気になります。

100円均一で売っているようなプラスチック容器は、物によっては使い込むうちに蓋が上に反り返り、蓋が開いてしまうことがあります。

なので、プラスチック容器を選ぶ時は、蓋に固定具が付いているものが良いですね。

 

かき混ぜた時に“ぬか”が容器の外に落ちないこと

これは、私にとって一番大事なことです。

“ぬか”が容器の外に落ちなようにするには、深さがある容器を選ぶこと。

深さがないと、かき混ぜたときに“ぬか”がテープルの上にポロポロ落ちるのです。

すると、そのぬか床を掃除をしないといけないので、その手間がすごく面倒。

 

私は、掃除の手間を省くために、キッチンのシンク横でかき混ぜて、落ちた“ぬか”を水で洗い流すことにしました。

でも、それを何度か繰り返すうちに、シンクの排水の流れが悪くなり、排水口に付けた水切りネットを取り替える回数が増えてしまいました・・・

あと、ぬか床から“ぬか”が無くなるスピードが早くなるので、足しぬかの回数が増えます。

ということで、容器は深さがあるものを選び、ぬか床の量は、その高さの半分か、それより少し多いくらいにしましょう。

そうすれば、かき混ぜたときに外に落ちるぬかの量をかなり減らすことができます。

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私が今まで使ってきたぬか床の容器

私は、ぬか漬け作りを始めてから2回、容器を換えました。

それぞれの容器の写真と、なぜ換えることになったのか、その理由を説明します。

 

初代ぬか床容器

ぬか床セットに付いてきたぬか床

私のぬか漬けデビューはネット通販で取り寄せた熟成ぬか床でした。

その時に容器も一緒に付いてきたので、それをそのまま使うことに。

寸法は
横24cm 奥行16.5cm 高さ9cm

かき混ぜるときに、“ぬか”が外にポロポロと落ちるので、深さがあるもの(2代目)に買い換えました。

 

2代目ぬか床容器

2代目ぬか床容器

 

深さがあるものを100円均一で見つけました。

寸法は
横27cm 奥行15.5cm 高さ14cm

高さが9cmから14cmになったことがポイント。

100円でいい感じの入れ物ゲット!と喜んで使っていたのです。

 

しかし、ずっと使っているうちに、蓋が上に反り返るようになり、蓋と容器の間に隙間が・・・

蓋の上に何か載せておかないと閉まらなくなりました。

 

3代目ぬか床容器

3代目ぬか床容器

ということで、「深さがある」かつ「蓋に固定具が付いている」容器をAmazonで探して購入。

寸法は
横26cm 奥行16cm 高さ14cm

寸法は2代目とほぼ変わりませんが、蓋に固定具が付いたことがポイント。

そのおかげで、蓋をするときにパチンパチンと固定できます。

これで蓋が開くことはありません。

今もこれを使っています。

 

高さを比較するために左から初代、3代目、2代目と並べてみました。

ぬか床容器の高さの比較

 

上から見た感じ。

ぬか床容器を上から見て比較したところ

 

ということで、私の経験を参考にぬか床の容器を選んでみてください。

ただ、買う前にいろいろ悩むくらいなら、「合わなければ買い替えればいい」と、気軽な気持ちで適当に選んでみればいいと思いますよ。

【参考記事】野田琺瑯のぬか漬け美人を使ってみた感想。正直に話します

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