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ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作るとき、牛乳がちゃんと固まらないときがあります。
それにはいつくか原因があります。
1つずつ紹介していきましょう。
きっと、どれかが当てはまるはずです。
ヨーグルトメーカーで牛乳が固まらない原因
「保温温度が低い」または「保温時間が短い」
保温温度が低い
または
保温時間が短い
この場合、牛乳がちゃんと発酵せずヨーグルトになってくれません(固まらない)。
保温温度と保温時間の目安
「市販のヨーグルト」と「牛乳」を混ぜる場合
保温温度は40~43℃
保温時間は8~10時間
「ケフィアヨーグルトの種菌」と「牛乳」を混ぜる場合
保温温度は25℃
保温時間は24時間
「カスピ海ヨーグルトの種菌」と「牛乳」を混ぜる場合
保温温度は30℃
保温時間は24時間
※上記は目安です。種菌を使う場合は、付属の説明書にある「温度」と「時間」に従いましょう。
牛乳を使っていない
パッケージに「乳飲料」と書いているものは駄目です。
ちゃんと発酵しません。固まりません。
「種類別牛乳」と書かれているものを選びましょう。
「牛乳とヨーグルト」または「牛乳と種菌」の分量の割合が合っていない
ヨーグルトと牛乳
または
ヨーグルトと種菌
この割合が合っていないと牛乳がきちんと発酵しなくて固まりません。
牛乳と種菌の割合
牛乳1パック(1リットル)に対して種菌一袋
※ただし、種菌の種類によっては違うケースもあり。種菌に付属の説明書の分量に従うこと。
牛乳とヨーグルトの割合は
10対1の割合
となります。
植え継ぎ用ヨーグルトの乳酸菌が弱くなっている
ヨーグルトメーカーで作ったヨーグルトから少しだけヨーグルトを取り出し、それを種菌とし、牛乳と混ぜて新たにヨーグルト作る(増やす)。
これを植え継ぎといいます。
これを繰り返せば牛乳だけ買い足せばヨーグルトを作り続けることができるのです。
ただし、無限にはできません。
何回目かで乳酸菌が弱くなり、発酵も弱くなり、牛乳が固まらなくなるでしょう。
その時は、「種となるヨーグルト」または「種菌」を買いなおしましょう。
牛乳または種ヨーグルトに雑菌が混ざっている
「牛乳」または「種ヨーグルト」に雑菌が入っていると、発酵の邪魔をして牛乳が固まらない可能性があります。
それを防ぐために、ヨーグルト作りで使う「容器」や「スプーン」は使う前に熱湯消毒します。
牛乳は未開封のものを使いましょう。
開封済のものだと雑菌が入っているかもしれません。
植え継ぎをするためのヨーグルトを確保する時は、できたてヨーグルトから取るようにすること。
なぜなら、食べかけのヨーグルトから取ると、それに雑菌が入っているかもしれないからです。
きちんとかき混ぜていない
「牛乳とヨーグルト」「牛乳と種菌」を混ぜる時にきちんとかき混ぜましょう。
そうしないと、全体的に混ざらなくて牛乳が発酵せず、固まらなくなるかもしれません。
補足
ちなみに、ちゃんと固まった、できたてのヨーグルトは、ぷるぷる状態で柔らかいです。
失敗ではありません。
冷蔵庫に入れて冷やすと固まってくれます。
まとめ
ヨーグルトメーカーで作るヨーグルトが固まらないのは
・保温温度が低い&保温時間が短い
・牛乳を使っていない
・「牛乳とヨーグルト」または「牛乳と種菌」の分量の割合が合っていない
・植え継ぎ用ヨーグルトの乳酸菌が弱くなっている
・牛乳またはヨーグルトに雑菌が混ざっている
・きちんとかき混ぜていない
これらが原因の可能性があります。
参考にしてみてください。