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ぬか漬けを作りをしていると、ぬか床が柔らかくなることがあります。
ぬか床が柔らか過ぎるのは、あまり良くありません。
ということで、今回は
・ぬか床が柔らかくなる原因
・ぬか床が柔らか過ぎると何がダメなのか?
・ぬか床が柔らかいときの対処方法
について詳しく説明したいと思います。
ぬか床が柔らかい時の原因と対処方法
ぬか床が柔らかくなる原因
ぬか床が柔らかくなる原因は…
野菜から出る水分
水分がたくさん出れば出るほどぬか床は柔らかくなります。
水分が多い野菜ばかりぬか漬けにしているぬか床は柔らかなりやすいです。
そして、夏、気温が高くて発酵が盛んになる時期にぬか床の水分は増えやすくなります。
逆に気温が低い冬や冷蔵庫でぬか床を保管していると水分は出にくくなります。
ちなみに、基本のぬか床の柔らかさは「味噌」の柔らかさと言われています。
それよりも柔らかいと
ぬか床が柔らかい(柔らか過ぎる)
という状態になり、それがさらにひどくなるとぬか床の表面に水分が溜まります。
ぬか床が全体的に「柔らかいな」という程度なら、極論そのまま放置でも、そんなに影響はありません。
しかし、「ぬか床の表面に水分が溜まる」という状態は良くないです。
対処をしないといけません。
ぬか床が水分が溜まると何がダメなのか?
ぬか床が柔らかい(表面に水分が溜まる)と
①ぬか床全体の塩分濃度が低くなり、雑菌が繁殖しやすい環境になる
その状態で日々のお手入れがずさんだと、最悪のケースではカビが生えることもあるかもしれません。
②ぬか床全体の塩分濃度が低くなり、その結果、ぬか漬けが美味しくなる
という2つの良くないことが起こります。
ぬか床が柔らかいときの対処方法
ぬか床が柔らかい時の対処方法は
・足しぬかをする
・ぬか床の表面に溜まった水を取り除く
この2つです。
「足しぬか」とは、ぬか床に「米ぬか」 と「塩」を加えること。
ぬか床から水を取り除く方法はいくつかあります。
こうやってぬか床の水分量を調整してあげます。
「足しぬか」と「水ぬき」のやり方は別の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてみてください。