この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
魔法瓶で米麹の甘酒を作れないことはないのですが
・手間がかかって面倒
・上手くいかない可能性がある
という問題があります。
一番やっかいなのが温度管理。
美味しい甘酒を作るポイントは一定の温度をキープすること。
しかし、魔法瓶で甘酒を作ろうとすると
・材料を魔法瓶に入れる時に温度が下がる
・魔法瓶の中で数時間も一定の温度をキープできない
ということが起こり上手くできないことがあります。
私も同じような失敗をしました。
しかし、いろいろ調べているうちに魔法瓶で上手く米麹の甘酒を作るやり方があることが分かりました。
今回は、それを紹介します。
「自家製の甘酒を作りたいけどヨーグルトメーカーを買うほどではない」という人は今回紹介する方法をまず試してみてください。
先に言っておきますが、結構面倒くさいです(笑)
魔法瓶で米麹の甘酒を作るやり方
用意する材料とその量
米麹、炊いた白米、水でつくる場合
その量の割合は1対1対3
米麹と水だけでつくる場合
その量の割合は1対1
※この分量はざっくりとした目安です。厳密に守る必要なし。多少前後してもオッケー。
魔法瓶の容量に合わせて、それぞれの材料を必要な量、用意します。
ちなみに、甘酒メーカーやヨーグルトメーカーでつくるときは、
・保温温度は55℃~60℃
・保温時間は8時間
これを目安とします。
なので、魔法瓶でつくるときも、できるだけこの条件を満たすようにします。
作り方(手順)
魔法瓶で甘酒をつくるときの最大のポイントは
いかに材料の温度を下げないか
このことを意識しつつ読み進めて下さい。
①魔法瓶に熱湯を注ぎ内側から温めておく
②米麹を作るためのお湯を沸かし65℃~70℃にする
※作業途中で温度が下がるのを見越して少し高めの温度で沸かします
※必ず温度計で測ること
③魔法瓶のお湯を捨てて米麹を入れる
④魔法瓶に沸かしたお湯を入れて、すぐに蓋をする
※③~④の流れはできるだけ手早くすること
⑤暖かい場所で3~4時間放置
※3~4時間経つと中身の温度が少し下がるので温め直します
⑥中身をいったん出して鍋で65℃くらいまで温めなおす
※この間、魔法瓶に熱湯を入れて温めておくとなお良し
⑧温めた材料を魔法瓶に戻す
⑨さらに3~4時間放置して完成
とても面倒ですよね(笑)
【補足】
魔法瓶は口が広いほうが良いです。なぜなら、材料をスムーズに入れられて温度が下がりにくくなるから。
口が狭い魔法瓶を使うときは、漏斗を使うと素早く材料を中に入れられます。
最後に
ここまで手間をかければ上手くいくと思います。
自家製の米麹の甘酒に興味がある人は、この方法でまずは試してみてはいかがでしょうか?
そして、「自家製の甘酒ありだな」と思ったら、すぐに甘酒メーカーまたはヨーグルトメーカーを買いましょう。
その方が圧倒に手間が掛からず楽に甘酒を作ることができます。