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ギリシャヨーグルトとは
普通のヨーグルトから水分を抜いたヨーグルトのこと。
「ギリシャが発祥」とか
「○○○菌という乳酸菌で発酵させる」とか
そういう意味ではないようです。
少なくとも日本では、水を抜いた水切りヨーグルトのことを「ギリシャヨーグルト」といってます。
その特徴は
・濃厚な食感
・濃厚な味
ヨーグルトから水分を抜くことで粘りが出て、「濃厚な食感」と「濃厚な味」になるのです。
「チーズのようだ」と例えられることもあります。
そんなギリシャヨーグルトの作り方はとても簡単です。
詳しく説明していきましょう。
ギリシャヨーグルトの作り方
市販のヨーグルトで作る
ギリシャヨーグルトは、スーパーとかで普通に売っている市販のヨーグルトを水切りして作ります。
プレーンヨーグルトを使います。
用意するもの
・市販のプレーンヨーグルト
・ざる
・ボール
・キッチンペーパー
作り方
①ざるにキッチンペーパーを乗せる
②ざるをボールに乗せる
③そこにヨーグルトを入れて冷蔵庫へ入れる
④数時間〜半日ほど放置する
これだけです。
ヨーグルトから出た水分(ホエー、乳清)が下のボールに落ちていきます。
放置時間が長いほど水分はたくさん抜けます。
これは私が持ってる甘酒メーカーで作った様子。水切りヨーグルト用の“ざる”が付属しています。
一晩放置した状態がこちら
ヨーグルトの約半分の重さの水分が抜けます。
お皿に乗せた状態がこちら
お皿を斜めにしても形が崩れません。
そして、食感と味は濃厚です。
何も知らずに食べた人は「これチーズ?」と勘違いすると思います。
市販のギリシャヨーグルトからギリシャヨーグルトを増やせるか?
牛乳とヨーグルトを10対1の割合で混ぜて発酵させると牛乳がヨーグルトになります。
こうすると自宅で自家製ヨーグルトを増やすことがでるのです。
ということで、
・牛乳
と
・市販のギリシャヨーグルト
この2つを混ぜるとギリシャヨーグルトになるのか?
さっそく試してみました。
まず、牛乳とギリシャヨーグルトを用意。
用意したギリシャヨーグルトが
「信州あづみ野コクてなめらか濃密ギリシャヨーグルト」
ついでに、市販のギリシャヨーグルトは水切り状態なのか(粘りがあるのか)確認してみました。
スプーンを裏返してもヨーグルトが落ちてきません。
ヨーグルトにかなりの粘りがあります。
味も濃厚です。
これをヨーグルトメーカー(今回は私が使っている甘酒メーカー)で発酵させます。
保温温度は43℃
保温時間は10時間
その後、冷蔵庫で冷やします。
結果は、普通のヨーグルトに比べて少しだけ粘りはあるけど、「味」と「食感」、どちらもギリシャヨーグルトほど濃厚ではありません。
酸味の少ない普通のヨーグルトです。
つまり、混ぜて発酵させるだけではギリシャヨーグルトになりません。
というこで、次にこれを水切りします。
一晩、水切りしたヨーグルトがこちら
この時は、普通の“ざる”を使いました。
これと市販のギリシャヨーグルトを食べ比べます。
結果は…
食感は、どちらも粘りがあって濃厚で美味しいです。
でも、味は少し違います。
同じではありません。
水切りした方がほんの少し酸味があります。
それも同時に食べ比べて分かるくらいの違いです。
結論は…
自宅で市販のギリシャヨーグルトの味は再現できない
です。
最後に
ギリシャヨーグルトは、「ただの水切りしたヨーグルト」のこと。
市販のプレーンヨーグルトを水切りするだけで作れます。
ただし、市販のギリシャヨーグルトを牛乳と混ぜて増やして、それを水切りしても、市販のギリシャヨーグルトの味は再現できませんでした。
いずれにしても、ギリシャヨーグルトは水切りするだけで簡単にできるので、ぜひ作ってみてください。