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カスピ海ヨーグルトの作り方は簡単です。
・カスピ海ヨーグルトの種菌
・牛乳
この2つを混ぜるだけ。
種菌とは見た目は「白い粉」
これはヨーグルトの素みたいなものです。
これを牛乳に混ぜて放置しておくだけで発酵して牛乳がカスピ海ヨーグルトになります。
今回はカスピ海ヨーグルトを作った様子を写真付きで紹介します。
使った種菌はフジッコのもの(3g×2包入り)
これに作り方の説明書が付属していたので、それに従った作り方を紹介します。
カスピ海ヨーグルトのレシピ&作り方
カスピ海 ヨーグルトが発酵する温度
作り方を紹介する前に、発酵させるときの「発酵温度」について説明しておきます。
カスピ海ヨーグルトの作り方はシンプルなんですが、
・発酵させる温度
・発酵させる時間
この2つは気にしないといけません。
発酵までの時間と温度の目安は
25~30℃の場所…24時間
20℃前後お場所…72時間
となります。
これを守らないと牛乳が中途半端に発酵し(きちんと固まらない)ちゃぷちゃぷ状態になります。
ヨーグルトメーカーを使ってカスピ海ヨーグルトを作ってみた
この記事を書いている時期が4月上旬。
日中の温度が20℃以下。
室温ではヨーグルトがきちんと発酵しないかもしれません。
ということで、ヨーグルトメーカーで作ることにしました。
といっても私が持っているのはマルコメの甘酒メーカー。これでもヨーグルトは作れます。
分量は説明書に従います。
牛乳の量は500L(牛乳パックの半分)
これにカスピ海ヨーグルトの種菌1包(3g)を入れてかき混ぜます。
・保温温度は30℃
・保温時間は24時間
24時間経ちました。完成です。
完成したら冷蔵庫で保管します。
保存期間の目安は
・冷蔵で1週間
・冷凍で1ヶ月
冷凍したときは自然解凍してください。
できあがったカスピ海ヨーグルトから作る場合(植え継ぎ)
できあがったカスピ海ヨーグルトから少量を取り出し、それを「種ヨーグルト」として新たにカスピ海ヨーグルトを作ることができます。
その時の分量は
牛乳…500L
ヨーグルト…大さじ3杯(約50g)
つまり、牛乳とヨーグルトの割合は10対1
発酵までの時間と保温温度の目安は
25~30℃の場所…6時間
20℃前後の場所…48時間
植え継ぎをする時のポイントは、種ヨーグルトを確保するとき、食べる前の容器の中央のものを取ること。
食べてからだと雑菌か入る可能性があります。
種ヨーグルトが多過ぎると固まりません。
種ヨーグルトで植え継ぎを繰り返すと少しずつねばりや風味が変わってしまいます。なので、できれば3ヶ月に1回(季節ごと)に新しく作り直すことをオススメします。
カスピ海ヨーグルト作りの注意点
ヨーグルトの腐敗リスクをできるだけ減らすため、スプーンや容器に熱湯をかけて熱湯消毒をすること。
発酵後は冷蔵庫に入れること。
気温が高い季節は6時間ほどで固まることがあるので、早めにチェックすること。固まっていたらすぐに冷蔵庫に入れること。
20℃以下の季節は発酵が進まなくヨーグルトが固まりにくいです。ヨーグルトメーカーを使うことをオススメします。
カスピ海ヨーグルト作りでよくある質問
どんな牛乳を使えば良いか?
・種類別牛乳。ただし、低温殺菌はうまくできないことがある
・低脂肪牛乳
・無脂肪牛乳。ただし、仕上がりがあまり固くなかったり、ホエー(透明または白濁の液)が多くなることがある
使わない方が良い牛乳
・加工乳
・乳飲料
牛乳の変わりに豆乳でできるか?
大豆固形分6%以下ならOK。
ただし、
・牛乳だけで作った種ヨーグルト
・豆乳:牛乳=7:3で混ぜたもの
この組み合わせで作ること。
ちなみに、この作り方でできたヨーグルトは植え継ぎには向いていません。
出来上がったヨーグルトの表面に水分が浮いている
透明または白濁して液体のことです。
これはホエー(乳清)といって乳成分です。
ヨーグルトができてもホエーは出ます。
ヨーグルトに混ぜてしまってオッケー。
問題ないので、それ以上発酵が進まないよう冷蔵庫に移してください。
まとめ
カスピ海ヨーグルトと作るのは簡単です。
ただし、温度管理に少し気を使います。
日頃からヨーグルト食べる習慣があるなら、いっそのことヨーグルトメーカーを買ってしまったほうが楽だと思います。