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酒粕は、なんとなく
・体に良くて
・健康的な食べ物
というイメージがありますよね。
昔から人は酒粕を食生活に取り入れ、それが今でも続いています。
なぜなら、理由は分からなくても「酒粕は体に良い食べ物」ということが分かっているから。
でも、具体的に何がどう良いのかはよく分かりませんよね。
ということで、この記事では酒粕の栄養とその効能を紹介します。
今回、参考にさせていただいたのはこちらの書籍。
この書籍の中に月桂冠総合研究所の方に取材をした記事があり、それを参考にさせていただきました。
ちなみに月桂冠は日本酒を作っている会社です。だから酒粕のことにも詳しいんだと思います。
酒粕の栄養とその効能
酒粕の原料と健康との関係
まずは酒粕の原料から説明しておきましょう。
酒粕は日本酒を作る過程でできた残りカス。
日本酒は、米に麹菌をつけてそれを発酵させ、それを搾って出てきた液体です。
その時に残った搾りカスが酒粕です。
なので、酒粕の原料は日本酒と同じで
・米
・米麹
・酵母
・水
ただし、酒粕には日本酒にはない成分が含まれています。
それは麹菌や酵母の働きでできたもので、その種類は500種類とも600種類とも言われ、その全貌はまだ分かっていません。
しかし、とにかく体に良いことは分かっています。
酒粕の栄養で重要なのがペプチド(タンパク質)
酒粕の栄養で重要なのでペプチドです。
ペプチドとは何か?
酒粕に含まれているタンパク質は、消化されてアミノ酸に分解されます。
そのアミノ酸が2個以上つながったものを「ペプチド」といいます。
そのアミノ酸の種類やつながった数によって体に及ぼす効果が違うのです。
ただ、その効果は体に良い影響を与えているのは確かなようです。
では、ペプチドの具体的な効能を紹介していきましょう。
酒粕を食べることで期待されている効能
酒粕を食べることで期待される効能は
・高血圧予防
・肝障害予防
・健忘症予防
・抗酸化作用、老化防止
・抗アレルギー作用、骨粗しょう症予防
その他にも
・がん発症のリスクを下げる
・糖尿病予防
・肥満予防
などの効能も期待されるようです。
詳しいメカニズムを書くと難しくなるので、もっと詳しく知りたい方はぜひ今回紹介した書籍を読んでみてください。
まとめ
ということで、酒粕には多くの効能が期待できます。
そして、その効能は「予防する」ということがメインです。
ただし、その効能はすぐに得られるものではありません。
酒粕を食生活に取り入れて、日頃から少しずつ食べ続ける必要があります。
ぜひ、酒粕を食生活に取り入れてみてください。
簡単なところでは、甘酒として飲むとかですね。これなら手軽にできますよね。
あと、酒粕の効能は、すべてがはっきりと分かっているわけではありません。
これから、もっと沢山のことが分かってくるんだと思います。
私は個人的にそれをとても楽しみにしています。