この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
米麹で作る甘酒は、たいてい
・白米の米麹 +水
または
・炊いた白米 +白米の米麹 +水
のどちらかの組み合わせでつくられます。
ただ、白米じゃなくて玄米でも甘酒を作ることができます。
ということで、今回は玄米の甘酒の作り方を紹介します。
玄米の甘酒の作り方
いろんな組み合わせで甘酒を作ってみることにしました
せっかくなので、材料の組み合わせを4パターン用意して、それぞれで甘酒をつくり、その味を比較してみました。
それは
・白米の米麹 +水
※玄米との違いを比較するため
・炊いた玄米 +白米の米麹 +水
・炊いた玄米 +玄米の米麹 +水
・玄米の米麹 +水
まずは基本的な分量と作り方(手順)を紹介
【分量】
「炊いた白米(または玄米)」と「米麹」と「水」の割合は
1対1対3の割合で混ぜます。
「米麹」と「水」だけでつくるなら
1対1の割合で混ぜます。
※ただし、この割合はざっくりとした目安です。多少、前後しても全然オッケーです。
【作り方(手順)】
①ヨーグルトメーカーにすべての材料を入れる
②保温時間を8時間、保温温度を55℃~60℃に設定
あとは待つだけ
※魔法瓶を使った作り方もあります。
魔法瓶で米麹の甘酒を作る!ポイントは温度管理です
それぞれの見た目を比べてみた
まずは見た目から。
左から
・白米の米麹 +水
・炊いた玄米 +白米の米麹 +水
・炊いた玄米 +玄米の米麹 +水
・玄米の米麹 +水
となります。
玄米が混ざると、その分だけ見た目の色は茶色っぽくなります。
味を比べてみたところ…
「白米の米麹 +水」の甘酒は甘くて美味しいです。
「炊いた玄米 +白米の米麹 +水」の甘酒になると玄米の特有の味が混ざってきます。
味で表現するなら「ちょっとした苦味」。甘みは、苦味の中にほんの少し感じる程度。
白米が混じっていない「炊いた玄米 +玄米の米麹 +水」「玄米の米麹 +水」は、甘さをほとんど感じません。
「確かに玄米で作ってるな~」と分かる味がします。
スムージーにしてみた
「もしかしたら少しは甘くなるかも」という期待を込めて、これらをミキサーにかけてスムージーにしてみました。
でも、味の印象は変わりません。
「白米の米麹 +水」の甘酒は、相変わらず甘くて美味しいです。
残りの3つの甘酒は、玄米っぽい苦味がするだけです。残念…
個人的な感想
「炊いた玄米 +白米の米麹 +水」の甘酒
「炊いた玄米 +玄米の米麹 +水」の甘酒
「玄米の米麹 +水」の甘酒
これらの甘酒は美味しくなかったです(個人の感想です)。
私は、白米から作る甘酒の方が甘くて美味しいので好きですね。
米麹で甘酒をつくる時は、
・美味しさ(甘さ)を優先するなら白米だけの甘酒
・栄養を優先するなら玄米を混ぜた甘酒
を選ぶことをオススメします。
だたし、材料に玄米を混ぜるとコストがかかります。
それに、白米だけで作る甘酒でも栄養は充分あります。
「コストをかけても美味しくないなら、玄米の甘酒は作らなくていいかな」というのが私の個人的な結論です。
参考になれば幸いです