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「ケフィアヨーグルト」という言葉をよく聞くと思いますが、実は「ケフィア」と「ヨーグルト」は別のものです。
ということで、今回は
・ケフィアとは何か。その特徴とは
・ヨーグルトとの違い
を紹介します。
ケフィアとは。その特徴とヨーグルトとの違い
ケフィアとは
ケフィアは発酵乳の一種で、その名前です。
ヨーグルトも発酵乳の一種で、その名前です。
発酵乳とは、乳に乳酸菌や酵母を加えて発酵させたもの。
発酵乳の種類の中に、「ヨーグルト」だったり「ケフィア」があるのです。
日本ではヨーグルトもケフィアもまとめて「ヨーグルト」と思っている人がほとんどでしょう。
だから、「ケフィアヨーグルト」という呼び方は厳密には正しくないのですが、「ケフィア」を「ケフィアヨーグルト」と呼ぶのが普通になっています。
ケフィアとヨーグルトの違い
ケフィアとヨーグルトの違いは
・発祥の地
・何で発酵させたか
です。
ケフィアはコーカサス地方の発酵乳。
ヨーグルトはバルカン地方の発酵乳。
ケフィアは乳酸菌と酵母で発酵させたもの。
ヨーグルトは乳酸菌だけで発酵させたもの。
ケフィアの特徴
ヨーグルトにないケフィアの特徴は
・ヨーグルトより発酵温度が低いので室温で発酵させることができる(ヨーグルトメーカーがいらない)。ちなみに発酵適温は20~30℃。
・ヨーグルトにはない酵母がいる
・しかもヨーグルトより乳酸菌の種類が多い
・ヨーグルトより酸っぱくない(味がマイルド)なので食べやすい
・ヨーグルトのように冷蔵庫で保管してもどんどん酸っぱくならない
・ヨーグルトより仕上がりが柔らかい
など
ケフィアの味は確かに酸っぱくないです。
スーパーとかコンビニで売っている、いわゆるヨーグルトは確かに酸っぱいですよね。
私はあの酸っぱさが苦手でスーパーやコンビニで買うパック入りのヨーグルトを全部食べきったことがほぼありません(笑)
食べかけがいつまでも冷蔵庫に残っていて、最終的に捨ててしまいます。勿体ない…
でも、ケフィアは酸っぱくなくて、とても食べやすいです。
酸っぱさをごまかすために、はちみつとか砂糖をかけなくても食べられます。
ケフィアは店で売っていない
ケフィアは店やネットショップで買うことができません。
なぜなら、「酵母が発酵するときに微量の炭酸ガスが発生して容器が破損するかもしれないから」だそうです。
確かに、私もスーパーやコンビニで見かけたことがありません。
だから、ケフィアを食べるには、自宅で種菌と牛乳を混ぜて自分で作らないといけません。
ただ、発酵温度が低いのでヨーグルトメーカーを使わなくても、牛乳と種菌があれば簡単に作ることができます。